外資系の話 グローバリゼーションとローカリゼーション

投稿者: | 2017年1月25日

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こんにちは。

外資系企業で働いているといいことばかりではない例を紹介しています。

グローバリゼーションとローカリゼーション

大きな外資系企業は世界各地に拠点があり、そのすべての拠点で仕事上のルールや勤怠管理も統一化しようとする傾向があります。

会社としては管理しやすくいいのでしょうが、実際のところ、法律はそれぞれの国で異なります。統一したルールを作ろうにもそれぞれの国に合わせた調整、つまりローカライズが必要になります。

世界規模の外資系企業は、常にこのグローバリゼーションとローカリゼーションのバランスを取りながらの運営をしています。

すべてをグローバライズできるのか

すべての国の仕事をひとつのマニュアルでできるのか、という話です。現場には現場に適したやり方があるわけです。

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実際に経験したことですが、今まで日本拠点は日本拠点のやり方でやっていたことろに、突然全世界でマニュアルを統一するという話が出ました。

実際私もマニュアルの作成に参加しましたが、各拠点からは「その方法は受け入れられない」、「この国の法律上難しい」など、様々が意見が出て、最終的には大枠の部分のみを全世界共通として、どうしても変えられない細かい部分は各拠点の現場判断に委ねる、という妥協案で落ち着きました。

グローバリゼーションとは

全世界で方法を統一することの利点もとても大きいです。日本にいない人が日本の仕事を遠隔で対応することもできます。結果的に日本で高い人件費を出して人を雇う必要がなくなり、企業としてはコストセービングになります。

ただ現場に合わせたやり方といういい部分を捨てていることも事実です。上記のようにその拠点の雇用を奪うことにもつながるわけです。

必ずしもなんでもグローバル化がいいわけではないようです。

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